フラメンコとの出会い
1994年:石川敬子フラメンコ教室にてフラメンコを始める
- 舞踊・パルマ:石川敬子に師事
- カンテ(歌):田中光夫に師事
スペイン留学:名門ファミリア・モントージャのカルメリージャ・モントージャに舞踊、カンテ、パルマを師事
指導者としての活動
2003年~2023年:石川敬子の逝去後、同教室で舞踊科主任講師を務める
リーダーとして活動:石川敬子フラメンコ舞踊団「グルーポ・ペパ」を率い、各地のイベントや劇場公演、ライブに精力的に出演
舞台演出:すべての作品で振付・構成・演出を担当
タブラオ・舞台での活動
1996年~2019年:神戸元町の老舗タブラオ「ロス・ヒターノス」にて、週1回のレギュラー出演
2007年:第4回CAFフラメンココンクールファイナリスト
転機と新たな挑戦
2018年:原因不明の群発頭痛を患い、2か月間寝たきりの生活を余儀なくされる。その後も三叉神経痛の激しい痛みが残り、現在もその痛みと共存しながら活動を続けている
この経験をきっかけに、根本的な身体の見直しを決意し、身体の構造や使い方について深く学び始め「筋骨分離フラメンコメソッド」を開発
プロデュース・スタジオ創立
2012年:「アクビ企画」を立ち上げる
2024年:文部科学省認定 『体軸ファシリテーター(体軸体操指導者)』 資格取得
2024年: 筋骨分離フラメンコメソッドを取り入れた「Flamenco Studio Eva Luna 」を創立
2025年:「アクビ企画」を「あKUBI企画」に改名
主な舞台作品
2012年:KANSAI812 Flamenco Live 開催
2014年:カンテメインライブ「Familia Montoya Japón」【Cabalgando】開催
2015年~2017年
ソロライブ「Eva Luna」を始動
- 2015年:Vol.1 ~大地と月~ 開催
- 2016年:Vol.2 ~情熱の孤~ 開催
- 2017年:Vol.3 ~愛とまごころPreza~ 開催
2022年
ソロライブ 【ZERO POINT FIELD ~宇宙のかけら~】 開催
2023年
フラメンコ×藝「No Border」を始動
- 2023年:Vol.1:活花、民族楽器(サズ、ウード)とコラボした 『祈り~VIVA LA VIDA~』 開催
挑戦を続ける情熱
舞踊家・指導者・プロデューサーとして、多彩な経験を積み重ね、プーロフラメンコを目指しながら、独自の表現スタイルを追求し続けています。
舞台を通じて“感動と生きる力”を届けることを使命とし、その情熱を次世代へとつなぐため、後進の育成にも力を注いでいます。
フラメンコは私にとって、ありのままの自分を表現できる特別な空間です。
そこには上下関係はなく、他人に気を使ったり、自分を偽ったりする必要もありません。
それぞれの個性が尊重され、ただ自分らしくいられる自由があります。
リズムの核である「コンパス」というルールだけが存在し、その中では無限の自由が広がっています。
そのコンパスの海に身を委ね、音楽と一体化することで、日常の雑念から解放され、自分自身を解き放つことができます。
ギター、歌、踊りが三位一体となる舞台では、五感が研ぎ澄まされ、言葉を超えた深いコミュニケーションが生まれるのです。
その中で生まれる感動は、私にとって何よりの生きる力となり希望を与えてくれます。
フラメンコは心の底から湧き上がる魂の叫びであり、私にとって、人生そのものであり、欠かせない心の糧です。
棚原 美和Andina